昨年突然出会って以来、ずっと大好きな画家の大谷一生さん。
比叡山にほど近い山奥にある彼のご実家兼アトリエ。

今年は既に３度目の訪問。

だってここには何かある。何かがいる。
パワースポットとよばれる比叡山が近いから？
そうじゃなくて。そうかもしれないけど。。

何か目に見えないものすごくあたたかいものがあるんです。

帰省の際にこうして連絡をくれて、愉快に迎え入れてくれる一生さんをはじめ、

お母さんの陽子さんが作ってくれる美味しすぎるご飯。
どこまでも透き通る笑顔で笑いかけてくれる妹さんのトントン。
ぷっくり太ったワンちゃんのミロちゃん。

そしてなにより、そのお家に溢れるあたたかく力強い手作りの家具。
それが、彫刻家であるお父さんの五郎太さんが残したもの。

“今日は何かのパーティー？”

ってくらい、自然と人が集まる場所。
「美味しいうどんを作ったから」「お菓子をいただいたから」
いろんなことを言いながら皆がここに集まる。
説明が必要になるような理由がある人は特に居ない気がする。

「ここに来たい。」っていう気持ちが、大きな大きな理由だから。

自分が今、いつも色々な所を行ったり来たりしてるからこそ、
こうして“変わらないあたたかい場所”を守り続けている陽子さんに
なんだか重要なことを教えてもらった気がする。

今度実家に戻ったら、お嫁に行ってからも冷蔵庫を開けると
当たり前に私の好きなパンやフルーツがあることに感謝しなくちゃ。