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MOE MURAKAMI
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The New Morning

Sun, 4 January 2015

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(illustration by Shogo Sekine)

 

 

明けましておめでとうございます。2015年になりましたね。

Instagramの影響で、ブログはもっぱらデイリーの場所ではなくなってしまいましたが

こうして節目ふしめに状況を整理していく場所として、まとめていけたらと思います。

 

昨年は、自分の中で公私ともに様々な「準備」をしてきました。(たぶん)

仕事で言うと、これまで自分の会社のスタッフは、どうしても“アシスタント”のような

仕事しかお願いできなかったのですが、ようやく人によって役割を与えられるような

プロジェクトの進め方ができるようになり、以前よりできることの規模も

大きくなったと感じました。

ここから、会社として社会に提案している価値が、ちゃんと言葉にできるようになり

それぞれがしっかり目標をもったり、達成した時には成果が出たり、

そんな仕組みをつくることが今年のビジョンです。

普通の会社なら当たり前のことなのかもしれませんが、

一度も就職したこともないくせに、勢いだけでここまできてしまった私にとって、

チームで価値を生み出していく仕組みを作るためには、まだまだ時間がかかりそうです。

 

プライベートでも、3月までは住む場所が日本なのか海外なのかもわからないまま

主人と2人暗闇の中を歩いていましたが、コンサドーレ札幌に加入して

自分の人生の中で、まさか住むことになるなんて想像もしなかった“北海道”という

土地での生活が始まり、お花見をしにいけば皆ジンギスカンを広げていたり、

海にビキニを持っていけばトドがいたり、そんなカルチャーショックの中

心地いい暮らし方を探してきた1年でもありました。

(もはや今まで住んだ土地で1番好きな北海道…今年も楽しみだな。)

 

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そして年末12月には、プライベートとも仕事ともいえない、自分の中での

想いを紡いだできごとがありました。

 

 

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約100年もの間、同じ場所でずっと家族を守ってきてくれた祖父母の家が
春に祖母が他界したことで、ついに私たちのものでなくなる日がやってきました。
できることなら、風船をつけて家を飛ばしてあげたかったけど、
力及ばず、最終日を迎えました。

そこで、何ができるか試行錯誤し、物とストーリーを紡いでいくことにしました。

この家で過ごした時間、祖父母が教えてくれたこと、季節の楽しみ方、それを様々な形で後世に伝えていくこと。
そして、ほんの少しだけでも家の建具の一部を新しい暮らしの中に取り入れて行くこと。
形はなくなって糸のように細くなっても、そんな風に紡いでいくことができれば…ということで、
悲しいだけだったこの日を「家糸いえいとプロジェクト」と名付け、
お別れでもあるけど、新しい物語のスタートとして考えることにしました。

そこで最後の日には、急遽一般見学会を企画。
リノベーション事業を手掛けるリビタさんに全面的にご協力いただき、
これまでずっとしたくてもできなかったことが実現できました。
リビタさんの会員の皆さんは、とても建築に詳しくて、

私は4番目の孫として家のリビングでトークショーをさせていただきましたが、
きっと、この場所にこんな家があった、ということを
後世に語り継いでいってくださるに違いない。と思いました。
私も、本当は数えきれないくらい、この場所に居てほしいと思う方々がいましたが、
こちら側では特に告知することはせず、身内のみを招待させていただきました。

(当日お配りしたリーフレット)

田園調布リーフレット1 田園調布リーフレット2

 

そして家がなくなるのを目前に控え、唯一わかったこと…、

そもそも私が「何かを残したい…」と思った1番大きな理由は、
この家に土地としての価値や文化的な事情があるからなんかじゃなくて、
かけがえのない大切な人達と過ごした時間があるからでした。
この家のお気に入りの場所を、といわれても…

すべての扉のむこうが秘密基地で、すべての窓に沢山の想い出とストーリーがあって、

語り尽くすことはできません。

きっとこれは、私だけではなく、祖父母を始め、叔父や叔母、イトコ、

すべての親戚が同じようにこの家に自分だけの物語を持っているはずです。
外で疲れて戻ってきて、夜眠る場所が家。といえばそれもそうですが、

四季や様々な人生のイベントを通して、家族と、自分の物語を紡いでいくのが家であってほしいと思います。

この家はこの日を最後に私たちの場所ではなくなりましたが、

今後も、みんなで集まる場所をつくって、

物語を終わらせることなく暮らしていくのが、残された私たちの使命だと感じました。

私はこの家の4番目の孫として、しっかり糸の一部を紡いでいくことにしました。

 

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ひとまず、家糸プロジェクト第一弾として、キッチンと庭だけでも、

と、窓からお渡しする小さなサンドイッチ屋GARTENとして

表参道COMMUNE246の中で紡いでいくことにしました。

 

今日のメニュー

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ちなみに、私の会社名の由来も祖母の家の庭からとったGARTEN(ガルテン)で、

四季の花の名前を知ったり、基地を作ったように仕事ができたらどんなに幸せだろう…

と名付けたものでした。

これからハーブを育て、庭の椅子を持ってきて…と、春に向けて作っていく店ではありますが

昨年末よりささやかに営業を始めさせていただいています。

少しずつ皆様にとって心地のいい場所になるよう最大限努力いたしますので、

どうか近くにお越しの際には、お天気や季節を理由に「天気がいいからサンドイッチでも食べようかな」と

お立ちよりいただけると嬉しいです。

 

 

さ。今年はどんな年にしようかな。

抱負としては、せっかく昨年色々な舞台を準備したので

ちょっと変てこなことにも挑戦して、沢山失敗して、沢山感動できるように

精一杯やりたいと思います。

そしてどんなことにも、知ったかせずに徹底的に向き合っていきたい…。

な。

 

2015年が、皆さんにとってとびっきりの一年になりますように。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

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有料サロン「ちゅうもえの楽屋にいらっしゃい♫」はただいま

 

1月の新規メンバーを募集中!

 

こちらではあまりブログなどで書けないプロジェクトの裏側や、
かっこつけて隠しておきたいような汗水系の暑苦しい話も色々更新しております。

 

なにより、Facebookのインターフェースを使っているので
メンバー内では同じアンテナを持つ人同士がどんどん繋がって行く素晴らしいスパイラルが起きています。

 

若干名ではありますが、是非この機会に♫お待ちしています!

 

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